クラウド管理システム | 新製品

病害虫防除システム Pest & Disease Management System

害虫の発生が見えて、
収穫前日数が算出できる。

トラップが自動で計数するので、害虫の増加にいち早く気づけます。どの農薬を使い、いつ収穫できるかはシステムが計算し、収穫登録のブロックまで行います。

病害虫防除システム(Pest & Disease Management System)は、YenProtekが台湾の有名大学から技術移転を受けて開発したクラウドシステムです。ミバエのトラップ監視、圃場気象、植物医師による診断、農薬の収穫前日数(PHI)管理をつなぎ、収穫前日数が経過していなければ収穫登録をブロックします。

  • スマホ・タブレット・PC
  • 6言語のUI
  • ダークモード
  • インストール不要
  • リアルタイム通知
病害虫防除システムの監視概要画面(ダークモード):圃場全体の害虫レベル、トラップ地点ごとの誘殺数、ホットスポットマップ、診断ケース
スマートフォンでの監視概要画面(ダークモード):圃場全体の害虫レベルカードとトラップ地点が順に並ぶ
7日ベースライン
自分の過去7日間と比較
害虫の増加がひと目で分かる
2種類の協働ロール
農家と植物医師が並列で協力
同じケースの中で対話
5つのトラップ地点
四隅+中央(Z1–Z5)
地点ごとに記録・比較
6言語
繁体字中国語・英語・日本語・タイ語・ベトナム語・マレー語
ユーザーごとに選択

果樹園の害虫対策がいつも後手になる理由

虫が来てから気づき、
農薬を使ってから不安になる。

落果を見て初めて害虫の多さに気づく

トラップが毎日誘殺する数の変化は、1日の数字だけを見るよりも早く、害虫の増加を示します。システムは毎日集計し、直近7日ベースラインと比較します。

この農薬をこの作物に使えるか

システムが農薬の登録使用範囲と作物・防除対象を照合し、範囲外であれば先に注意を表示します。そのうえで登録するかどうかを決められます。

いつ収穫できるか

収穫前日数は、自分で調べて計算する必要があります。システムが使用記録から最短収穫可能日を算出し、その日になるまでは収穫登録できません。

機能

害虫の数、農薬の使用、収穫まで、ひとつのシステムで記録

トラップの計数を自動アップロードし、通報と診断を同じケースで管理し、農薬使用は登録データと照合。収穫前日数を算出でき、ブロックもできます。

トラップ監視の概要

各トラップ地点の誘殺数が自動でアップロードされ、「1トラップ1日あたり誘殺数(FTD)」で圃場全体の害虫レベルを把握し、直近7日ベースラインと比べた上昇幅も確認できます。誘引剤の経過日数と交換期限、ノードの状態も同じページで確認できます。

  • 判定には累計総数ではなく、圃場全体の平均FTDを使用
  • ホットスポットマップ:圃場配置図をアップロードすると、円の大きさが誘殺数を表し、害虫がどの方向から侵入しているか分かる
  • 圃場気象:環境温湿度、地温、含水率、EC、日射を同じページに。温湿度が発生しやすい範囲に連続して入ると通知
  • 誘引剤の期限切れ、1回あたりの増加量の異常、カウンターのリセットを自動で表示

通報と診断

農家がスマートフォンで写真を撮って通報すると、GPS付き写真から場所が自動入力され、システムが当日の気象サマリーを添付します。植物医師が受理、往診予約、診断書の発行を行い、完了後はケース全体が変更できなくなります。

  • ケースの状態:通報済み、受理済み、診断済み、完了
  • 未受理、または受理後に未診断のまま期限を過ぎたケースは、自動でエスカレーション通知
  • 診断書の推奨資材は農薬マスターから取り込め、使用量と希釈倍率を付記

推移と履歴

FTDの日別棒グラフに、直近7日ベースラインを重ねて表示。誘引剤や機器を交換した日付はグラフ上に印が付くため、前後の値を誤って比較することがありません。圃場全体の日次集計、トラップ地点ごとの日表、イベントはCSVでダウンロードできます。

資材と収穫前日数

容器のバーコードをスキャンして、登録番号、有効成分、使用範囲、収穫前日数を確認できます。使用登録時には作物、防除対象、散布間隔、使用回数を照合し、最短収穫可能日を算出します。

ライブ映像

果樹園のカメラのライブ映像を、ログイン後にそのまま確認できます。信号がない場合は最後のフレームを表示します。

イベントとアラート

ノードのオフライン、計数異常、誘引剤の期限切れ、発生しやすい条件、ケースの期限超過、未登録使用はいずれもイベントとして発生し、通知・警告・重大の3段階に分かれ、対応内容を記録できます。しきい値にはグローバルな初期設定があり、圃場ごとに上書きできます。

仕組み

トラップの計数から、スマートフォンのアラートまで

トラップ地点が累計誘殺数をクラウドにアップロードし、毎日1トラップ1日あたり誘殺数(FTD)に集計して、直近7日ベースラインとの比較で判定し、画面に通知します。

  1. トラップ計数 各トラップ地点の累計誘殺数を自動アップロードし、1回の増加量が異常な場合は疑義ありと表示
  2. FTD日次集計 毎日1トラップ1日あたり誘殺数を集計し、圃場全体の平均を算出
  3. 7日ベースラインと比較 自分の過去7日間の中央値と比べ、上昇幅を確認
  4. レベル判定 通知・警告・重大の3段階。しきい値は圃場、季節、作物に応じて調整
  5. 通知 画面をリアルタイム更新してイベントを発生させ、対応後に対応済みにする

誘殺数は雄の密度を示す指標で、単一の点ではなく傾向を見ます。誘引剤や機器を交換した後の値は、それ以前と直接比較しません。

トラップ地点の配置

四隅+中央で、
地点ごとに確認

圃場の設定では、四隅と中央の5つのトラップ地点(Z1〜Z5)が基本配置です。各地点の誘殺数を別々に記録し、別々にベースラインと比較します。ホットスポットマップと合わせて、害虫がどの方向から侵入しているかが分かります。

トラップ地点の配置イメージ:四隅+中央(Z1–Z5)

システム画面

毎日開く画面

監視概要

監視概要画面:圃場全体の害虫レベル、トラップ地点ごとの誘殺数カード、ホットスポットマップ、気象ステーションのサマリー

システムの実際の画面(データはデモ用のサンプル)

開くとすぐに、圃場全体の害虫レベル、トラップ地点ごとの誘殺数、ベースラインに対する変化率が表示されます。ホットスポットマップ、気象ステーションのサマリー、診断ケースも同じページにあります。

  • 誘引剤の経過日数と交換期限をそのまま表示
  • ノードの接続状態と信号強度
  • 複数の圃場をワンクリックで切り替え

診断ケース

診断ケース画面:ケースの進捗バー、通報内容、診断書

システムの実際の画面(データはデモ用のサンプル)

進捗バーは通報済み、受理済み、診断済みから完了まで進みます。通報内容、現場写真、気象サマリー、往診予約、診断書が同じページにあり、完了後は検証用ハッシュが付きます。

  • 通報内容と写真、自動で取り込まれる気象サマリー
  • 診断書:病害虫名、診断結果、推奨する防除措置と資材
  • 完了後は変更不可、ハッシュを第三者が確認できる

資材使用記録

資材使用記録画面:農薬使用記録表。各行に最短収穫可能日と照合結果を表示

システムの実際の画面(データはデモ用のサンプル)

農薬の使用ごとに作物、防除対象、資材、使用量、散布方法を登録すると、システムが登録使用範囲と照合して最短収穫可能日を算出します。範囲外の記録は強調表示されます。

  • 最短収穫可能日を記録にそのまま表示
  • 登録使用範囲外は表示され、植物医師に通知
  • 資材の種類に生物的防除資材を含む

収穫登録

収穫登録画面:収穫前日数が経過していない旨の通知。ある日までは収穫できないことを表示

システムの実際の画面(データはデモ用のサンプル)

収穫日、数量、出荷先を登録します。収穫前日数が経過していない場合は、いつまで収穫できないかが画面に表示され、送信はブロックされます。

  • 最短収穫可能日とブロックされた理由を表示
  • どのロールも上書き不可
  • 収穫前日数が確認できない農薬は保守的な日数でブロック

収穫前日数

いつ収穫できるかをシステムが計算して示し、ブロックもします

農薬の使用を登録すると、システムが農薬登録データから、その農薬の当該作物における収穫前日数を照合し、最短収穫可能日を算出します。この日より前の収穫登録はブロックされ、どのロールも上書きできません。

  1. 登録範囲外は、まず再確認

    作物または防除対象がその農薬の登録使用範囲に含まれない場合は、送信前に再確認が必要です。確認記録を残し、植物医師に通知します。

  2. 間隔と回数をシステムが通知

    散布間隔に達していない場合や、登録された使用回数を超える場合は、登録時にその場で通知します。

  3. 登録が取り消された農薬は使用不可

    農薬マスターで登録が取り消された農薬は表示され、それを使った使用登録はできません。

  1. 散布日 どの作物・どの防除対象にこの農薬を使うかを登録すると、システムが収穫前日数を取り込みます
  2. 収穫登録のブロック 収穫前日数を加算 この期間中の収穫登録はブロックされ、画面にはいつまで収穫できないかが表示されます。どのロールも上書きできません
  3. 最短収穫可能日 この日から、収穫日・数量・出荷先を登録できます

農薬マスターで収穫前日数が確認できない場合は、通過させるのではなく、管理者が設定した保守的な日数で収穫をブロックします。Webサイトには農薬ごとの日数を掲載しておらず、農薬登録データが基準です。

役割とフロー

農家と植物医師が、
同じケースの中で対話する。

アカウントは管理者が作成し、自己登録はできません。植物医師と農家は並列のロールで、農家は自分が参加している圃場しか見られません。

  1. 農家 写真で通報

    現場写真を少なくとも1枚添付し、被害状況を記入します。GPS付き写真から場所が自動入力され、システムが通報日の気象サマリーを添付します。

  2. 植物医師 受理・割り当て

    通知を受けてケースを受理します。管理者が受理待ちキューから植物医師を割り当てることもできます。期限までに受理されない場合はエスカレーション通知されます。

  3. 農家 往診日時の確認

    植物医師が往診の候補日時を提示し、農家が確認すると訪問が確定します。予約が未確認の場合は通知されます。

  4. 植物医師 診断書の発行

    病害虫名、診断結果、推奨する防除措置と推奨資材(農薬マスターから取り込み可能)、使用量と希釈倍率。

  5. 植物医師 完了・ロック

    完了後はケース全体(写真とメモを含む)が変更できなくなり、コンテンツのハッシュを第三者が確認できます。継続して診察が必要な場合は新しいケースを作成します。

管理者

  • 圃場の作成、ノードとトラップ地点の登録
  • アカウント作成、メンバー追加、植物医師の割り当て
  • 誘引剤の交換周期、しきい値、ケースの期限の設定

植物医師

  • 通報の受理、往診予約、診断書の発行
  • 受理後、その圃場の閲覧権限を自動取得
  • 登録範囲外の農薬使用に関する確認通知を受信

農家

  • 写真で通報、往診日時の確認
  • 農薬使用と収穫の登録
  • 自分が参加している圃場のみ閲覧可能

閲覧者

  • 監視概要とトレンドの閲覧
  • イベントとケースの閲覧
  • データの変更は一切不可

導入の流れ

4ステップで始める

  1. 圃場の作成

    果樹園名、主要作物、面積、地図座標を登録し、配置図またはオルソ画像をアップロードすると、ホットスポットマップの下地ができます。

  2. トラップ地点と気象ノードの登録

    管理者が先にノードを登録すると、トラップ地点と気象ステーションがデータのアップロードを開始します。

  3. メンバー追加と植物医師の割り当て

    農家を圃場に追加し、協力する植物医師を指定します。ユーザーはそれぞれ自分の言語でログインします。

  4. 誘引剤の交換周期としきい値の設定

    作物と季節に応じてトラップのしきい値と誘引剤の交換周期を調整し、以降は毎日トレンドを確認し、写真で通報し、農薬使用と収穫を登録します。

プラットフォーム

スマホですぐ使えて、ユーザーごとに自分の言語で

スマホ・タブレット・PCで利用可能

ブラウザで開くだけで使え、インストールは不要です。ホーム画面に追加すれば、アプリのように起動できます。

6言語のUI

ユーザーごとにUI言語を選択できます。

  • 繁體中文
  • English
  • 日本語
  • ไทย
  • Tiếng Việt
  • Bahasa Melayu

ダークモード

端末設定に合わせるか手動で切り替えられ、夜間の巡回でも画面がまぶしくありません。

ロール別の権限設定

ロールごとに閲覧・編集できる範囲が異なります。アカウントは管理者が作成し、自己登録はできません。退職や担当交代の際はアカウントを無効化します。

画面のリアルタイム更新

センサーデータとイベントがリアルタイムに画面へ反映され、再読み込みは不要です。接続状態はいつでも確認でき、切断時は表示されます。

変更履歴をすべて記録

しきい値や重要データの変更はすべて記録され、確認の際の根拠になります。

対応ハードウェア

センシングも制御もYenProtek自社のハードウェアで

圃場気象ステーション、誘殺カウンター、カメラはすべてYenProtek自社製品です。

YenProtek誘殺カウンターとカメラ

トラップが捕獲数を自動でカウントして送信し、カメラが圃場のライブ映像を提供します。トラップは四隅と中央に配置します。

よくある質問

病害虫防除システムでは何ができますか?

4つの機能があります。トラップの自動計数と直近7日ベースラインとの比較による害虫密度のモニタリング、圃場気象と発生しやすい条件の通知、農家の写真通報と植物医師の診断によるケース管理、農薬使用記録と登録使用範囲の照合および収穫前日数によるブロックです。

トラップの捕獲数は、そのまま果樹園のミバエの数ですか?

いいえ。誘殺数が反映するのは雄の密度で、傾向を見るために使います。システムは1トラップ1日あたりの平均誘殺数を直近7日ベースラインと比較し、1日の数字よりも上昇幅を重視します。誘引剤や機器を交換した後の値は、それ以前と直接比較できないため、システムがグラフ上に印を付けます。

1トラップ1日あたり誘殺数(FTD)とは何ですか?

FTDは、1つのトラップが1日に平均で何匹誘殺したかを表す値です。システムは累計総数ではなく、圃場全体の平均FTDで害虫レベル(通知・警告・重大)を判定します。しきい値は圃場、季節、作物に応じて植物医師が調整します。

必要なハードウェアは?

圃場気象はFarmerPackで計測します。誘殺カウンターとカメラはYenProtek自社製品です。トラップは四隅と中央に配置し、設置数は果樹園の面積に合わせて計画します。

収穫前日数(PHI)とは何ですか?システムはどう計算しますか?

収穫前日数は、最後の農薬散布から収穫可能になるまでに待つべき日数で、農薬登録データに基づいて作物ごとに定められています。システムは散布日にこの日数を加えて最短収穫可能日を算出し、それより前の収穫登録をブロックします。収穫前日数が確認できない農薬は、保守的な日数でブロックします。

登録範囲外の農薬を使うとどうなりますか?

システムは「登録使用範囲外」と表示し、送信前に再確認を求めます。確認後はその確認記録を残し、植物医師に通知します。システムは実際に起きたことを記録しますが、範囲外の使用を推奨するものではありません。

収穫前日数は管理者が解除できますか?

できません。収穫前日数が経過していなければ、管理者を含め、どのロールも収穫登録できません。収穫前日数が確認できない農薬も、保守的な日数でブロックされます。

診断記録が書き換えられることはありませんか?

完了後はケース全体(写真とメモを含む)が変更できなくなり、改ざんされていないことを検証できるコンテンツハッシュも提供します。継続して診察が必要な場合は新しいケースを作成します。

アプリのインストールは必要ですか?

不要です。ブラウザで開くだけで使え、スマートフォンのホーム画面に追加してアプリのように起動することもできます。スマートフォンから写真を撮って通報したり、農薬のバーコードをスキャンしたりできます。

台湾以外でも使えますか?

使えます。UIは繁体字中国語、English、日本語、ไทย、Tiếng Việt、Bahasa Melayuの6言語に対応しています。トラップ監視、圃場気象、通報・診断のフローはどの地域でも共通です。農薬データベースは現在、台湾の登録データに対応しており、他の市場ではローカライズが必要となるため、まずご相談ください。

先にオンラインデモを見ることはできますか?

オンラインデモをご予約いただけます。デモシステムですべての画面をご案内します(デモデータは架空のサンプルです)。作物、果樹園の数、トラップの配置をお知らせいただければ、適した設定を一緒に検討します。

果樹園と作物についてお聞かせください。
トラップ地点の配置と導入方法を一緒に考えます。

まずデモシステムですべての画面をご覧いただき、トラップ地点の配置と参加メンバーを一緒に決めましょう。